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ニュースリリース

2019年09月24日

公正な採用選考に取組み、推進員を設置しました

 

「就職」は、一人の人間にとって、生活の安定や社会参加を通じての生きがい等、生きていく上で極めて重要な意義をもっているものであり、人生を左右しかねない重大な決定にかかわるものです。わが国の憲法において「職業選択の自由」を基本的人権の一つとしてすべての国民にこれを保障しているのも、このような趣旨に基づくものです。一方、雇用主にも、採用方針・採用基準・採否の決定など、「採用の自由」が認められています。しかし、「採用の自由」は、応募者の基本的人権を侵してまで認められているわけではありません。労働者の採用選考に当たっては、何よりも『人を人としてみる』人間尊重の精神、すなわち、応募者の基本的人権を尊重することが重要です。
そこで厚生労働省は、「公正採用選考人権啓発推進員制度」を設けています。公正採用選考人権啓発推進員は、就職の機会均等を確保する観点に立って各事業所内で公正な採用選考システムの確率を図る役割とともに、ハローワークや労働局との連携窓口としての役割を担います。具体的には、各事業所内で行われる労働者の採用選考が公正なものとなるよう、事業所内での事務的な責任者(旗振り役)としての役割を担います。